一般社団法人 稚内青年会議所


基本資料

2018年度理事長所信

2018年度 理事長所信
 
一般社団法人 稚内青年会議所
第64代理事長 澤村 慎太郎
 
【はじめに】
青年会議所運動の機軸は「三信条」である。我々青年会議所はいつの時代でも、この「三信条」修練・奉仕・友情に則り活動していかなければならない。この趣意に賛同し明るい豊かな社会を築くため先輩諸氏がその想いを脈々と紡ぎ、稚内青年会議所はまちに多大なる貢献をしてきた。我々現役メンバーもこの趣旨を継ぎ、その時代に合った活動を続けていく。我々は歩みを止めることはない、歩みが止まればそこで稚内の未来はなくなってしまうだろう。我々が先頭に立ち稚内を元気にしていく。このまちには稚内青年会議所が絶対に必要なのだ。信念をもって堂々と行動していこうではないか。
 
JCがあって今の自分がある。生まれてから私は家族のおかげで社会に出るまで何不自由なく過ごしてきた。幼い頃から「会社を継いでほしい」と口癖のように言っていた父。当時の私はいつからか父の会社に入るのが決まっているのだと思うようになり、将来のことについては考える事もなく、ただ当たり前のように大学に通わせてもらい、当たり前のように父の会社に入社する。その後も自分に関わる事以外興味もなく、自分が良ければいいと自分中心の世界で仕事をしていた中で、故郷稚内の事などただ漠然と「この先稚内はどうなるのだろう、誰かが何とかするだろう。」と他人事で日々を過ごしていた。そんな日々の中、一度はお断りした青年会議所から再び縁あって2013年に(社)稚内青年会議所に入会した。そこには同じ年代、同じ立場の人たちが仕事をしながらも故郷稚内の為、地域の将来について真剣に語りあう場があったが入会当初の私はどこかまだJC活動にいい加減で馴染めないでいた。しかしそんな私も活動をしていくなかで故郷稚内を想い、議論し、活動することから生まれる感動やここで出会えた大切な仲間と共に切磋琢磨しながら友情を深めあえること、どんな壁にぶちあたっても乗り越えられる信念を学ぶことができた。まだ自分自身、入会し短い期間ではあるが、これまで過ごしてきたJCライフがあって今の自分があると感じるところであり、この先の人生においてのかけがえのない自分の財産となっていくと確信する。
人それぞれ考え方があり、JCに対する想いも違う中で、一人でも多くの稚内JCメンバーにもJC活動を通じて、メンバーそれぞれの人生においての財産となるよう強く願う。そのためにも、メンバー一人ひとりがJC活動に対して真摯に向き合い、責任感を持って、何事にも真剣に取り組んでいくという想いを稚内JCメンバーと共有し運動を展開していく事が大切であると考える。そして同時に、このように活動を続けられることはメンバーそれぞれの家族、会社の支えと理解のもとにあるのだということに感謝の気持ちを忘れてはいけない。与えられた時間を無駄にすることなく、しっかりと活動と成長で応えよう。自分自身これまで学び得たものをかけて2018年度理事長の職を全うする決意を胸に、稚内の発展のために尽力していく。
 
 
【冬季事業】
この冬の寒さ厳しい稚内のまちにおいても、古くから雪まつりが行われている。幼少期、両親に連れられ楽しんだ雪まつりの懐かしい記憶がある。私自身、子を持つ親となって思う。今の子供たちにも稚内の雪まつりを楽しみ、成長した時にふと思い出すような楽しく懐かしい記憶として残るものであってほしい。本年度も厳しい稚内の冬に雪まつりが開催される。冬の厳しさを楽しさに変え、まちを明るく元気にするために、地域の人たちと共に稚内の冬を楽しんでもらえる笑顔溢れる雪まつりを作り上げ、地元稚内に対する愛着を育てたい。
現在、他団体、行政と手を取り合い作りあげている雪まつりは「わっかない氷雪の広場実行委員会」が組織され4年が経つ。企画・運営において主体となっている当青年会議所の存在は大きく、また重要であると自負するところである。しかしいつまでもこのままで良いのだろうか。主体となるのが嫌なのではない。主体から外れざるを得なくなった時、この大切と想う雪まつりはどうなるのだろうか。簡単になくなってしまうのだろうか。なくしたくはない。ここまで積み重ねてきた努力と想いを引継ぎ、より発展させ後世へ繋いでいこうとするなら、これまでの冬季事業をしっかりと調査し、目的を精査し、検証する。同時に実行委員会組織の一団体としてどうあるべきなのか、今後についても考えていくべきだろう。そのうえで、地域の人たちの笑顔溢れるものを目指し、新しい発想で果敢に行動する。この稚内に雪まつりは必要なのだと感じてもらえる、地域の人たちの記憶に残る事業でありたい。
 
 
【北門神社例大祭・稚内みなと南極まつりを多くの人と共に】
 稚内において短い夏を彩る「北門神社例大祭」、そして「稚内みなと南極まつり」という
長い歴史をもつお祭りがある。北門神社例大祭には1961年より稚内青年会議所が深く参画するようになった。神輿渡御では、まちの発展を願い多くの市民とともに練り歩き北門神社例大祭を盛り上げる。また、歴史を忘れまいと祈り踊る稚内みなと南極まつり。我々稚内青年会議所は地域に根差す団体、そしてこの稚内に住み暮らす青年であるなら、稚内にあるこの歴史深いお祭りに参画・参加し、多くの人と想いを共に稚内を盛り上げ、郷土への愛着と誇りを育むことを望むものである。
 
 
【地域活性】
稚内においてもいまだに人口減少、少子高齢化、経済縮小は続いており、それらの克服に向けて、様々な試みが各団体・組織で行われ一部では成果を上げていると感じる。しかしそれは一時的なものであり、持続的という部分では有効で決定的な策というものではないのだろう。稚内の特色や立地、人口や産業の状況を今一度調査・判断し、独自性のある、まちおこしが必要ではないだろうか。地域に活力を持続的に与えるためにも稚内の特色、本当の強みを見抜き、関係諸団体との連携を図った地域の取組として一歩、そして次の一歩へと発展していけるような地域活性事業を行うことが求められているだろう。生き残るまちではなく、勝ち残るまちとなるべく稚内の創造に寄与したい。
 
 
【次代を担う青少年育成】
子供たちは大人の姿や行動を見ながら学び育つ。我々大人がしっかりと子供たちの事を考え、目線を合わせ向き合うことが大切である。そんな大切な時期を迎えている子供を持つ責任世代である我々JCメンバーが先頭に立ち、子供たちが夢や希望のもてる社会を築く為には何をすべきなのかを考えていきたい。
また、子供のころに体験した出来事はいつまでも心に残るものであり、その体験が素晴らしいものであればあるほど、人間形成に大きな影響を与えるのではないか。我々は子供たちとしっかりと向き合いそんな素晴らしい体験が出来るきっかけを作る事で、可能性を秘めた子供たちの将来に役立つ、それこそが未来の稚内に繋がるものだと考える。
 
 
【人間力の向上】
企業が発展して地域の発展がある。しかしこれらの発展には「人」をなくしてはありえない。人は他の人と関わり合いの中で、学び刺激を受け成長する。JC活動は決して楽な活動ではないが、地域に根ざして社会貢献をし、同世代の仲間と活動する中で得られる経験や体験は、人生において自分を大きく成長させることが出来るはずだ。人が成長するためには、必ず乗り越えなければならない壁がある。今置かれている状況がそうかもしれない。JCは成長するための壁が数多く存在する組織であるが、その困難に立ち向かっていく過程で、自らに課せられた壁を乗り越えた時、一人の人間としてさらに成長できるはずである。しかし、能力の向上だけでは本当の意味での成長には至らないのではないか。人間力には、心の向上も必要であると考える。それは人を気遣い感謝する利他の心、日々の生活の中で当たり前のことを当然と捉えるのではなく、有難いと思うこと。こういう道徳心や感性を養う事も必要だと考える。それを学び、日々実践することにより人間力が向上しそれぞれの成長に繋がるものだと確信する。人間力が向上する事で良きリーダー・良きフォロアーとなり、またそういった人材が企業や組織には求められているはずであるし、それが組織・企業の発展へと繋がり、ひいては稚内の発展へと繋がるものだと信じている。
 
 
【経営力開発】
 我々は、青年経済人として仕事でもリーダー格であり、その立場であるということは、社会的責任も重大である。この景気低迷から抜け出せない日本経済の中、家族あるいは社員を守る為に、メンバーは日々仕事に奮闘しているはずだ。ただ、我々が日々仕事に奮闘できるのはこの地域があるからで、そんな地域に我々が率先して貢献しなければ、この地域の未来はないだろう。経営力を向上させ、メンバーの企業の発展に繋げることではじめて地域社会に貢献できるものだと考える。メンバー全員がより地域に必要とされる人間となり、より地域に根付いた企業となる事が重要である。
 
 
【総務なくして組織運営はない】
稚内青年会議所が活動していく中で、発展し信頼される組織であり続けるには洗練され継承された組織運営の仕組みがあり、今後も受け継いでいかなければならない。その組織を力強く継続していくために、安定した会議と組織運営が必要不可欠であり、総務は組織の要である。また、全ての委員会と連携をしながらJC運動が効果的、効率的に行われるように調整を図りLOMを支える柱でもある。
 本年度において、諸会議の資料作成、事業の記録など継承されてきた総務活動は続けつつも、その時、その時代に適した方法があれば調査・見直しを図り、必要であれば取り入れていきたい。さらに稚内青年会議所が発展し信頼される組織であり続けるためにも、定められたルールを遵守し、会員は組織の一員である当事者意識と、自らの役職を全うする高い気概を持って行動していく必要がある。その上で、円滑な運動を展開していくことが次代へと紡いでいく事のできる組織であると考え、より円滑な組織運営に努めていかなければならない。加えて、広報活動において今は情報を発信するツールが多様化している。広報活動に関しても、時代の変化をしっかりと捉え、効果的な情報発信ツールを用い、効率的に稚内青年会議所の運動や活動を地域にしっかりと発信することで、稚内青年会議所という存在をより多くの人々に認知してもらえるよう広く伝えていきたい。
 
 
【会員拡大による組織力強化】
たった一人の無謀な夢はたわごとと言われるかもしれない。しかしそれを支える人が増え、まとまることで大きな意志となり無謀と言われた夢は実現する。
強い組織の存続は会員拡大にあり、「明るい豊かな社会」の実現を目指す我々が、地域の活性に繋げるために、より多くの仲間が同じ志を持ち、多くの感性と価値観が集結することで新たな発想を生み、より時代に即した未来を創る洗練された事業に発展させることが重要である。また、同じ志と使命感をもつ会員相互が強く影響し合うことで切磋琢磨し、感動と楽しさ、辛さを共有することで友情を深めていく、そんな素晴らしい組織であることに誇りと自覚をもって、会員拡大の意義や重要性を理解し、より拡大への意識を高めて行動する必要がある。地域に根差した稚内青年会議所であり続けるためにも、多くのメンバーで心を一つにし、行動すれば必ずこれからの稚内の発展へ繋がると確信する。メンバーの減少に歯止めをかけるとともに、メンバー全員で仲間の発掘に取り組んでいきたい。
 
 
【結びに】
先行きの見えない現代、我々はどこか不安に毎日を過ごしているのではないか。しかし、我々は今ある現状を正面から受け止め「明るい豊かな社会」を創造していかなければならない。誰かがやってくれるのではなくこの稚内に住み暮らす青年である我々が稚内を想い、果敢に挑戦する事が必要であり、また果敢に行動することが必要である。青年として、そして稚内青年会議所として英知と勇気と情熱を持って、「明るい豊かな社会」の実現に向け、稚内の未来をしっかりと次代へ紡いでいく。
 
現在は過去の努力の結果であり、将来は今後の努力で決まる
                           
    何事にも真摯に向き合い、襟を正し紳士に青年らしく挑んでいこう。

団体の名称

 一般社団法人 稚内青年会議所

事務局所在地

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